オーダーメイド

紳士服オーダーの店で、洋服を誂えるということは、今やわかりにくく面倒なことかもしれません。

でも、それこそが本物を知る大人のステイタスなのです。

ここではご注文から納品までの流れを順に解説いたします。

1. 服地の選択

何時、どこで、何のために、またお好みの色柄、こだわり、予算などをお聞きしながら、常時ストックしてある服地または、サンプルの中から気に入ったものをお探しいただくか、あるいは提案させていただきお決めいただきます。

2. 採寸

お立ちいただき普段の姿勢で、採寸いたします。その後、最近のトレンドを取りこみながら、上衣、ズボン等のディティールについてお伺いいたします。

上衣ですと、センターベントかサイドベンツ、上衿、ラペルのデザインあるいはポケットのこだわり、深さ、幅、位置など細かくお聞きいたします。

ズボンですとタックの数、裾シングル、ダブルの選択、ポケットに蓋をつけるあるいは深さ、デザイン等細部にわたり確認させていただきます。

3. パターン作成、裁断、仮縫い、フィッティング

採寸の後、その寸法、デザインを基にお客様オリジナルのパターンを作成、裁断、仮縫いをして、フィッティングとなります。ここまで、服地がすぐあれば1週間から10日のお日にちを要します。

フィッティングの際は、お客様のカッターシャツ、ベルトを持参または着用して来ていただいたほうが、より正確なものとなります。

まずズボンから、お召しいただき、ウエスト、ヒップ回り、長さ、ベルトの高さ、シルエット等鏡を見ながら、イメージ通りか確認してまいります。

上衣も、上衣丈、袖丈などの長さ、バランス、肩廻り、アームホール、上衿廻り、袖付け、シルエット、着心地等イメージ通りか確認してまいります。

4. 補正、縫製、プレス、完成(この間3~4週間)

完成後 再度ご試着いただき、フィッティング時に修正した箇所を確認後、納品となります。

次回からは お客様オリジナルの型紙ができておりますので、その時々のトレンドや服地による微調整などを加え、一着目より二着目、二着目より三着目とだんだんと進化してまいります。

そして着用後だんだんに洋服が馴染み始め、より心地よいものに変化していくのを感じていただけると思います。

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